東京都子供読書フォーラム ブース展示
平成25年度「東京都子供読書フォーラム」では、下の4つのブース展示を行いました。
ご協力くださいました皆様どうもありがとうございました。
区市町村図書館ブース
区市町村図書館から送っていただいた「子供読書活動推進計画」やポスター、チラシ、啓発資料、本を紹介するPOP、活動風景の写真などを展示しました。
都立図書館ブース
都立図書館で行っている取組について紹介しました。
高校図書館ブース
都立高校の図書館で行っている取組について紹介しました。
みんなでつくるコーナー
図書館職員や都立図書館サポーターの子供たちからいただいたものを展示しました。
はがきサイズのPOP
読み聞かせの思い出
『おおきなかぶ』で「おじいさんがかぶをひっぱってうんとこしょどっこいしょ」と読むと男の子が立ち上がり、読み手の横に立って「それでもかぶはぬけません」と顔の前で手を振ってアピールする。その場面にくるたびに、立ち上がってはタイミングよく手を振ることを繰り返し、大いに盛り上げてくれた。
小学校2年生に『やさいでぺったん』を読んだ。読み終わっても、野菜の切り口に絵の具をつけて絵を描いたとわかっていない様子。「この絵は野菜で描いたんだよ」と説明すると、「えー」とみんな驚いている。一人の子が、「手も野菜で描いたの?」と聞いてきたので、今度はこちらがびっくりした。
アメリカンスクールの子供たちが図書館にやってきた。昨日アメリカから着たばかりという兄弟もいて、日本語が分からない子も多いという。そこで『もこもこもこ』を読むことにした。最初のページをめくって「しーん」と読むと、全員がしーんとなった。この絵本は国際語で書かれていることを実感した。
3歳児に『ティッチ』を読んだら、ティッチの持ち物が三輪車、風車、笛、釘、種とどんどん小さくなる度に大笑いしている。ところが最後の種から芽が出て「ぐんぐんおおきくなりました」の場面では何の反応もない。種から木が生えることが分かっていないのだ。この本は意外と難しいのかも。
4年生に『ひとまねこざるときいろいぼうし』を読む。じょーじが黄色い帽子のおじさんの計略にひっかかって、袋にかぶってキョトンとしている場面で大笑い。中でも3人組の男の子たちの笑いが止まらない。止めようとしては、相手の顔を見て噴出している。それを見ている女の子たちの冷ややかなこと・・。
2歳児に『カレーライス』を読んだ時のこと。カレーが出来上がったところで「おいしそ~う!」の声。「はい、どうぞ」と手渡す振りをすると、お皿とスプーンを持ってパクパク食べる真似を始めました。本当においしそうな顔、裏表紙に描かれたコップの水まで飲み干す姿に思わずこちらも笑顔になりました。
「次はじぷたを読んでよ~。」 2冊程絵本を読み終わったところで、参加者の子
が声をかけてきました。
「よかった。子どもが受け入れてくれた。」 ドキドキしていた気持ちがすっとお
さまり、私は『しょうぼうじどうしゃじぷた』を読み始めました。
人生初めて臨んだおはなし会での1コマです。
私の初めての読み聞かせ体験は学生時代。保育室でのボランティアで、相手をしていた子に絵本を読み始めたら、他の子達も集まってきて、みんな絵本に近寄ろうと膝元が押し合いへし合いに。ビデオを観ていた子達もやってきました。「ビデオに勝った~!」絵本読み聞かせの力を知った印象的な思い出です。
北区で三十年おはなしの活動をしています。最近小学校数校で高学年に「熊の皮を着た男」を語りました。食い入るような子ども達の目が、表情が、私の宝物です。おはなしを通して、子ども達が本に親しみ、またあらゆる場面で、想像する、思いやる力(心)を養ってほしいと願っています。
私のイチオシ絵本 得意なおはなし
『オオカミクン』グレゴワール・ソロタレフ ポプラ社
オオカミを一度も見たことがないウサギと、ウサギを一度見たことがないオオカミ…。
仲良しになったふたりは、「こわいごっこ」をしますが、オオカミの番にウサギはびっくりして穴に逃げ込み、出てこなくなってしまいます。ふたりのその後は?インパクトのある色使いと絵で綴られた絵本です。